こんにちは!在米ブロガーのブラメです
移植③も陰性という結果に終わった私たち夫婦。
話し合いの結果、次は採卵ステップに戻ることにしました。
今回は一年ぶりの採卵の様子、再々挑戦することにしたERA検査、そして最後の採卵での心境と結果をお伝えしたいと思います。
私たちの妊活全体のタイムラインと、採卵や移植など各話題へのリンクはこちらの記事をどうぞ↓
卵巣機能やいかに!? 一年ぶりの採卵④
実に一年ぶりとなった4回目の採卵。
前回の採卵で正常胚を4個ゲットした時は、
もう二度と採卵することはないであろう…(ニヤリ)と思ってたのに〜!泣
35歳を過ぎると、妊娠能力というのは1つ歳をとるごとに、転げ落ちるように下がっていくと聞きますし、
一年前の私ですら苦戦した採卵。今の私から果たしてどれくらいの卵が取れるのだろうかという不安もありました。
前回との比較
あらためて採卵③と④の検査結果を見返してみたところ、
まず初回検査で比べてみると、採卵③では6個、採卵④では6個の卵胞が見つかりました。
ここだけ見ると一年経ってもあまり衰えてないようにも見えるのですが、
そこからスタートした排卵誘発剤の量を見ると、今回の方が種類も増えてるし、以前と同じ薬剤も使用量が増えている…
ざっと見た感じでも昨年の1.5〜2倍という感じです。
病院側からは面と向かって卵巣衰えてきてるね〜なんて言われてませんが、投薬内容を見る限りそういうことみたいで若干ショックでした
全身麻酔での採卵
過去3回の採卵との大きな違いは、今回は全身麻酔下での採卵だったということです。
これまで、1回目は無麻酔、2〜3回目は局所麻酔でした。
一年ぶり4回目の採卵に臨むにあたり、やはりネックはあのイヤな痛み。
採卵周期がはじまったあたりで、看護師さんに全身麻酔はできないんですよね?とダメ元で聞いたところ、
大丈夫ですよ!とあっさり返答。
え!これまで2人の看護師さんから、採卵中に動いてしまうかもしれないから〜などとあれこれ理由をつけて断られていたのに!!
それならばということで今回は全身麻酔でお願いしました。
ちなみに不妊治療の保険で全身麻酔はカバーされたので、金銭的にもなにも問題はなく、払ったとしても$600くらいだったと記憶しています。
まあ全身麻酔はリスクを伴うものなので、採卵前にあれこれ書類にサインさせられたのは面倒でしたし、
採卵当日も8時間前から絶食だったり、開始前にしばらく点滴をしなければならなかったりというのはありましたが、
あの採卵の痛みから解放されたのは本当に本当に画期的な出来事でした。
採卵の処置台に乗って少しするとスッと意識が遠のき、採卵が終わると起こされて車椅子で休憩室へ移動。
少し休んで動けるようになったら帰るという流れでした。全身麻酔すごい!!!
病院側がどういう意図で以前は全身麻酔を頑なに拒否していたのかはわかりませんが、全身麻酔での施術だと時間がかかって処置室の回転が悪いとか、外部から麻酔科医を呼ばなければならないといった煩雑さもあって、病院としてはできるだけやりたくなかっただけなんじゃないのかな〜と思ってます
もちろん全身麻酔にはリスクがあるので、誰にでもおすすめできるものではないですが、
採卵の痛みが本当につらいという方は検討してみてもいいのではないかと思います。
採卵④の結果
こうして終えた採卵④。とれた卵は6個でした。
薬もバンバン使って刺激したのに、結果は前回の半分以下…
採卵前の検査では10個くらいはあったんですけどね。採卵できるまで育ってるのは少なかったようです。
前回は13個とれて正常胚までいけたのは4個だったので、今回は厳しい結果になりそうだな…と思いました。
PGT-Aの結果
とれた卵は少なかったものの、顕微授精の翌日のレポートでは6個中5個が受精成功となかなか良い滑り出しとなりました。
そして最終的には3個が凍結胚となり、PGT-Aへ。
2週間後、PGT-Aの結果が出て3個中1個が移植可能な正常胚であることがわかりました。
PGT-Aに出せる胚があっただけでもよかった〜という感じだったのに、正常胚も1つできて本当によかったです。
ただ、今回できた正常胚は男の子だったので、予定通り最後にもう一度採卵をするということが決定しました。
再々挑戦のERA検査
二周期も費やした末、一度はあきらめたERA検査ですが、いよいよ追い込まれてきましたので、
貴重な正常胚を無駄にしないためにも、もう一度チャレンジしてみることにしました。
ERA実施までの流れや、以前あきらめるに至った経緯はこちらにまとめてます↓
今回もプロゲステロンオイルの自己注射におびえながら、なんとか検査当日を迎え、
そしてこれまた今回も先生が私の狭い子宮と格闘し、30分くらいでなんとか無事に検査に必要な細胞をとることができました!
先生が予定時間に1時間半も遅れたりしてかなり時間がかかりましたが、そんなことももういいやと思えるくらいうれしかったです。
ERA, EMMA, ALICE検査の結果
検査結果は2週間ほどで出ました。
まずERAで調べた着床のタイミングについては、プロゲステロン投与から◯時間±3時間がReceptiveという結果がでており、
タイミング的には移植①のスケジュールで問題なかったようです。だから移植①だけは一応着床まではいったのか、と納得でした。
それにしても±3時間のところまでタイミングを確定できるERA検査って本当にすごいなと驚きました
また、同時におこなったEMMA検査とALICE検査の結果、良い菌・悪い菌どちらもすべてNot Detected(検出されず)でした。
良い菌はいた方がいいので、プロバイオティクスの膣剤を次の移植までに使用するように勧められました。
私が勧められたのは市販の膣剤でAmazonでも購入可能です↓
ちなみにこの膣剤は使って害のあるものでもないので、EMMA検査を受けずにとりあえず使っておくというやり方でもよかったのかなと思います。
どおりで先生からもERAとALICEしか勧められなかったわけだわ、と納得しました。
これが本当にラスト!採卵⑤
ERA検査を終えた翌週、生理がきたので5回目の採卵周期に入りました。
保険のチケットが使えるのもこれが最後です。
保険を使い終わっても自費で採卵を続けるという道もありますが、もう40代も見えてきていますし、
不妊治療をしている時間も自分たちの限りある時間の一部なので、これ以上はもういいかな、というのが夫婦の総意でした。
元々子なし夫婦として生きていく予定だったわけですが、
子どもを作ろうと思えば作れたのに、何もしないままタイムオーバーになり、歳をとってから「あの時がんばってたら…」と後悔するのはすごくイヤだな、と思って始めた妊活でした。
なので、やれるだけのことはやったと思えるのであれば、仮に子どもを持てないまま妊活を終えたとしても、悔いなく子なし人生を二人で楽しく歩んでいけると思うので、
保険の終わりというのは私たちにとってはいい区切りになったと思います。
採卵⑤の結果
採卵⑤では、初回検査の時点では前回と同じような状態でしたが、前回よりも少し排卵誘発剤の量が増えたせいか、
最終的には10個の採卵に成功(前回+4個)。
凍結胚に至ったのはそのうち4個。
PGT-Aで正常胚の判定がもらえたのが2個(男女1つずつ)
という結果になりました。
無事に正常胚ができて本当にうれしかったですし、
これでもう採卵は最後だ!と思うと、採卵前の自己注射を終えた時も、採卵を終えた後も、
ものすごい開放感でした。
今後の予定
こうして最後の採卵で正常胚が2個増え、貯卵は合計4個(男3、女1)となりました。
ここから先はもう保険は使えなくなったので、移植は自費でおこないます。
泣いても笑っても、私たちの不妊治療はあと4回の移植を残すのみとなりました。