【アメリカ妊活】(7)初めての胚移植と妊娠検査

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burame

こんにちは!在米ブロガーのブラメです

前回のお話で、ついに移植可能な正常胚を得た私たち夫婦。

ついに移植のステージへ足を踏み入れることなりました。

今回はアメリカでのIVF妊活における移植周期の様子をご紹介したいと思います。

私たちの妊活全体のタイムラインと、採卵や移植など各話題へのリンクはこちらの記事をどうぞ↓

目次

移植周期の流れ

まずは移植周期のおおまかな流れをご紹介します。

Day
予約

・採卵周期と同様、生理が来たらクリニックに連絡をして、初回検査の予約を取ります

・初回検査は生理開始日を0日目として、通常3〜5日目におこないます

Day
初回検査

・採血にてP3(プロゲステロン)E2(卵胞ホルモン)FSH(卵胞刺激ホルモン)の値をチェック

・超音波検査で子宮内膜の厚みをチェック

・投薬の指示はなし

Day
2回目検査

・だいたい9〜10日目に実施

・採血にてP3(プロゲステロンE2(卵胞ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)の値をチェック

・超音波検査で子宮内膜の厚みをチェック

・投薬の指示はなし

Day
3回目検査

・だいたい13〜14日目に実施

・2回目と同様の検査

・Day14からプロゲステロン膣坐薬1日2回投薬スタートするよう指示

Day
4回目検査(移植前日)

・採血にてP3(プロゲステロンのみチェック

Day
移植当日

・だいたい17〜21日目に実施

・指定された日時にクリニックへ

生理開始〜移植当日まではこのような流れでした。

採卵周期と移植周期の違い

採卵周期と移植周期を比較すると、採卵周期は約2週間の短期決戦なのに対し、

移植周期は移植までに約3週間かかり、さらにそこから妊娠検査まで含めると結果が出るまで1ヶ月かかるので、拘束期間が長いというのがあります。

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そのため、採卵は2週間耐えれば、あとの半月はわりと自由に過ごせるので、旅行などがしやすかったですが、
移植周期では予定が立てにくいのがつらかったです…

一方で、採卵周期はスタートしたらすぐに排卵誘発剤を飲んだり自己注射を打つ日々が続きますが、

移植周期の前半は検査があるだけで薬は使いませんでしたし、途中からホルモン剤の投与が始まりましたが、それも膣坐薬や錠剤だったので、身体への負担という意味では移植周期の方が楽でした。

移植周期では、人によってはプロゲステロンオイルの自己注射があります。
これは筋肉注射になるので、インフルエンザ注射のように患部にしばらく痛みが残りますし、
さらに打つ場所も慣れた下腹部ではなく、お尻などの筋肉に打つ必要があるので、怖さも増します

移植の感想

事前の話では、採卵と違って移植は子宮に胚を入れるだけなので痛みもなく、すぐに終わるとのことだったのですが、

実際どうだったかというと、

普通に痛いし、30分経っても全然終わらん!!!

あまりにも話が違って軽くパニックになりました。

通常であれば、カテーテルがスッと子宮に入って、そこから胚を入れて終了なのですが、

私の場合、まず子宮のカーブがキツいというのがあり、さらに子宮口付近に子宮筋腫があることでさらに難易度が増していたようで、

うまくカテーテルが入らずに子宮をつついてしまい、痛みによって子宮が収縮してさらに入りにくくなるという悪循環に陥ってしまったようです(泣)

そんなこんなで30分がんばっても入らなかったので、一旦休憩し、

飲み物を飲んで膀胱を膨らませることで子宮のカーブが緩やかになるようにしたり、

スタッフ側では使用する器具を変更してリトライしたところ、ようやくカテーテルが入り、無事に移植を終えることができました。

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移植は楽勝だと思ってたのに、こんなことになるとは…
ベテランの先生に、あなたはこれまでの患者で一番むずかしかったと言われてしまいましたw

妊娠検査の結果

そんなこんなでようやく終えた移植。移植を終えた後も、妊娠が確定するまでに何度か検査があります。

プロゲステロン値のチェック

・採血にてP3(プロゲステロン)の値をチェックします

1回目 妊娠検査

・採血にてP3(プロゲステロン)b-HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の値をチェックします

・妊娠が成立すると、b-HCGの値がプラスとなります

2回目 妊娠検査(確定診断)

b-HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の値をチェックします

・妊娠継続していれば、1回目検査よりも値が増えます

こんな感じで検査して妊娠しているかを確認していくのですが、

私の初めての移植後はどうだったかというと、まず1回目の妊娠検査にて、

b-HCG:100.7 mIU/ml

陽性の判定をいただきました。

この検査を受けるまでの間、いわゆる着床痛と思われるチクチクとした下腹部痛もあったので、

やっぱりあれは着床のサインだったんだ〜と嬉しくなりました。

しかし、喜んだのも束の間、2日後の確定診断の結果、

b-HCG:70.4 mIU/ml


え、下がってる…

妊娠が成立していれば、2日後には倍に増えてるらしいのに、それが下がるってことはダメってこと?

大ショックでした。

その後、看護師さんから連絡があり、数値下がってるけど値がまだ微妙に高いから、2日後にもう一度検査してみましょうとのこと。

万が一の望みを掛けて2日後に3回目の検査をしてみましたが、結果としては予想どおりダメで、

b-HCG値はさらに下がって20になっており、化学流産と確定しました。

化学流産の確定後

というわけで、初めての移植は残念な結果になってしまいました。

一度陽性の判定が出ていただけに、信じられない気持ちが大きく、あの時こうしていたらよかったのかな、などとしばらくあれこれ考えてしまいました。

当時の日記を読み返してみると、結構落ち込んでて、自分は無価値だ、消えたい…みたいな。かなりネガティブな状態でした。

また、この時に移植した胚は凍結している正常胚の中でも一番グレードの良い4AAだったので、

これで無理なら他のでも無理なんじゃないか…というネガティブな気持ちにもなりました。

化学流産の確定後、先生からは一度Hysteroscopy(子宮鏡検査)を受けてみることを勧められました。

これは、子宮の中をカメラで見て異常がないか確認し、その際にポリープがあれば切除するという検査です。

貴重な正常胚を無駄にしないためにも、次はこの検査を受けることにしました。

どんな検査だったかはまた次回

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