こんにちは!在米ブロガーのブラメです
今回は、IVF(不妊治療)クリニックをどのようにして決めたのかというお話です。
私たちの妊活全体のタイムラインと、採卵や移植など各話題へのリンクはこちらの記事をどうぞ↓
IVFクリニック選びのポイント
私たちは不妊治療の方法や費用などを調べて、ある程度こういう感じかなとイメージを掴んだあたりで病院探しを始めました。
一般的に、不妊治療を行う病院を選ぶ際は、以下のようなポイントを押さえておくといいようです↓
・通院しやすい場所にあること
・IVF専門病院 or 総合病院
・評判、口コミに問題はないか
・治療実績が十分にあること
・治療方針が合っていること
私たちの場合は実際どうだったかは以下の通りです。
通院のしやすさはかなり重要
二年間IVFクリニックに通った感想として、通院のしやすさは本当に重要ということです。
採卵でも移植でも週2〜3回は通うことになるので、遠方からだと通うのはかなり大変だと思います。
私たちが妊活を始めた当初は、クリニックから車で片道1時間以上かかる場所に住んでいたので、通院が本当にストレスでした…
妊活を始めた翌月にはクリニックの近くに引っ越し、片道15分くらいの距離になったのでよかったです。
また採卵や移植の当日は「絶対にこの時間までに来てください」という時間指定があるので、
事故や渋滞による遅延を回避したり、スケジュール調整しやすくするためにも、近い方が何かと助かると思います。
IVF専門クリニックと総合病院どっちにすべきか
IVF専門クリニックと総合病院のどちらがいいのかについては一長一短のようです。
IVF専門クリニックは不妊治療のエキスパートを揃えている可能性が高く、経験豊富なのがメリットです。
一方、総合病院は検査でなにか異常が見つかった際に、他科と連携可能なのがメリットです。
私の場合、甲状腺疾患の処置と子宮ポリープ切除の際、IVF専門のクリニックでは対応してくれず、自分で別途病院を探して通う必要があったのが面倒でした…
そのため、持病ありの私としては総合病院がいいかなと思っていたのですが、後述する不妊治療保険の対象範囲に近くの総合病院が含まれていなかったので、私たちはIVF専門クリニックを選択しました。
評判・口コミはある程度チェック
評判や口コミについては、アメリカで不妊治療された方のブログを読んだり、Googleマップのレビューを見たりしてチェックしました。
ただしGoogleレビューは荒らしもありそうですし、そもそも不妊治療の成功率がそれほど高くはないので、うまくいかなかった人が悪評を書くというのもよくあるのかなと思います。
なので評判・口コミはある程度は読みつつも、あまり鵜呑みにしないように心がけていました。
治療実績も参考程度にチェックした
IVFクリニックのサイトを見ると、たいてい過去の実績が見れるようになっていたので、それを候補の病院同士で見比べたりしてました。
○歳の女性の妊娠率が何パーセントだとか、○年度の成功件数だったりが載ってます。
私の場合、見比べてみて候補の病院同士であまり大差ない印象だったので、病院選びにおいて実績はそれほど決め手にはなりませんでした。
そもそも治療を始める前の段階では、どこを見るべきかもあまりよくわからなかったというものあります。
いまの私であれば、世間一般の年齢ごとの不妊治療の成功率とそのクリニックの成功率を比較してみたりするかなとは思いますが、
果たしてクリニック側が正直に都合の悪いデータを出すのかな〜と懐疑的ではあります。
治療方針が合っているか
不妊治療を行う場合、人工授精や体外受精など、どこのステップから始めるのかということや、
体外受精を行うのであれば、排卵誘発剤をどの程度使うのかなどの方針が病院によって異なります。
ただ、これは事前にどれだけ調べても、何が自分にとって最適なのかというのは実際にやってみないとわからないことなので、
初回カウンセリングの段階で、その病院ではどういう感じで進めていくのかを聞き、納得できる病院を選ぶことが大切かなと思います。
ちなみに私の通ったクリニックの場合はというと、特にタイミング法や人工授精を勧められることもなく、初回カウンセリングでIVF(体外受精)を希望しますと伝えたら、そのままIVFがスタートしました。
採卵誘発剤の使用についても、基本的には低刺激の方針の病院ではありましたが、私の体の数値を見て、フィットするよう調整していってくれたおかげか、採卵の回を追うごとに結果が良くなっていきました。
アメリカの不妊治療の民間保険
まず前提として、アメリカには日本のような皆保険制度がないので、人々は民間の医療保険に加入します。
加入する保険のグレードにより、保険がカバーしてくれる治療内容、医療費の自己負担額、かかれる病院などが異なります。
当然ながら、手厚い保障になるほど保険料は高額です。
保険料は通常、勤めている企業が福利厚生の一環として、ある程度の費用を負担してくれることが多いです。
不妊治療の費用が保険でカバーされるかも
私がIVFクリニックを探し始めた頃、旦那がふと
会社の福利厚生で、不妊治療の費用をカバーする保険があったかも、と言い始めました。
そんな素晴らしい保険に入ってたなんて…もっと早く言ってくれ!
詳しく確認してもらった所、それはProgyny(プロジニー)という保険会社で、
不妊治療に関する検査や薬、通院費用などを全般的にカバーしてくれるということがわかりました。
ただし、通常の医療保険と同様、どこの病院でもいいわけではなく、プロジニーのIn-Networkの施設じゃないとカバーしてくれないとのことだったので、その中から良さそうなところを選ぶことにしました。
こうしてIVFクリニック決定
保険の話が出るまでは、どこにしたものか迷っていましたが、その中から選ぶと決まってからは、
元々目星をつけていたクリニックの中から対応病院をピックアップし、
その中で、他の方のブログでも紹介されていて、かつアジア系のスタッフや患者が多そうなIVF専門のクリニックを選びました。
クリニックのサイトには日本語対応とは書かれていませんでしたが、
調べる中で日本人看護師が何人かいるとの噂もあったので、ダメ元でここにしようと決めました。
実際に通い始めてみると、日本人の看護師さんが数名いらっしゃって、いつでも対応してくれるというわけではなかったですが、何か困った時に相談できたり、先生からの電話の時に通訳に入ってもらえたりしてとても助かりました!
欲をいえば、このクリニックが私たちの不妊治療以外の医療保険(わが家はAetna)のインネットワークにも入っていたら完璧だったのですが、そこについては諦めました。
通い始める前は、プロジニーがカバーしてくれない治療が必要になったときに困るのではと心配していましたが、
そういう場面は滅多になく(子宮頸がん検査とポリープ切除くらい)、あったとしても緊急ではなかったので、その都度他の医療機関にかかるという運用で問題ありませんでした。
クリニック探しの話は以上になります。
ちなみに私の通っていたクリニックは、日本で不妊治療のパイオニアとして有名な加藤レディースクリニックと提携している病院で、南カリフォルニアにあります。気になる方はググってみてください。
それではまた〜