8月の頭、オレゴン州ポートランドに3泊4日で行って来ました。
7月のニューヨーク旅について書こうかなとも思ったのですが、ニューヨークについては多くの方が書いてるだろうしまあいっか、ということで先にポートランド旅のお話でもしようと思います。
写真は着陸前の飛行機から見えたポートランドの街。
都市部近くでもこんなに緑豊かなんだと驚きました。
暮らすように遊ぶポートランド
この“暮らすように遊ぶポートランド”という言葉は、『地球の歩き方』のポートランドのページにあったものです。
さらにその下にはこんな言葉が↓
ポートランドは「さあ、観光しよう!」という街ではない。そんな意気込みではポートランドを100%楽しむことができない。生活臭を感じることで、街のよさが見えてくるのだ。暮らすように遊ぶ。これこそが、ポートランド観光の流儀である。
『地球の歩き方 アメリカ西海岸版』より
これを読んだ時、ひねくれ者の私は
それってつまり、観光の目玉が特に何もないってこと?
と思い、あまり楽しいイメージが湧いてきませんでした。
さらにポートランドやシアトルといった西海岸北部は、夏以外の季節は気温も低く、雨も多いため、
特にこれといった目的もないのに、わざわざ寒くて雨の降る街に行きたくないな〜
という理由から敬遠していました。
ですが今年の夏、3泊くらいの気軽な旅にちょうどいい街ないかな〜と探していた際、突如ポートランドに白羽の矢が立ちました。
のんびりマイペースで楽しめそうな雰囲気がその時の気分に合っていたんでしょうね。
ちょうど夏は雨も少ないですし、あとニューヨークで散々観光名所を見た後だったので、立派なものに対して食傷気味だったのかもしれません。
空港から既におしゃれなポートランド
そんなこんなでやってきたポートランド。
空港に降り立つと、早くもおしゃれな気配が・・・
自然光の入る高い天井に木調の内装、淡いグリーンのカーペット・・・
思いっきり人工物でありながら、森の中のような心地よさを感じます。
さらに到着時には、なんとピアノの生演奏までされておりました。
そしてこの右手にはポートランドを代表するコーヒーショップStumptown Coffee(スタンプタウン・コーヒー)。
あたり一面コーヒーのいい香りが漂っていました。
私はラテを注文。濃厚な味わいですごく美味しかったです。
ところで行くまで知らなかったんですが、ポートランド空港はこれまで何度も
全米満足度No.1空港
に選ばれているそうです。
実際行ってみて、確かにこれまで訪れたどの米国内の空港よりも、温かみがあって居心地のいい空港でした。
サンフランシスコ空港も好きなんですが、少し都会的でクールな印象。
ポートランドの方が訪れた人々へのウェルカム感があるかもしれませんね。
ダウンタウンの広場
空港から車で走ること30分弱。
ダウンタウンの中心部にはコートハウスと、1ブロックまるっと使った広場があります。
かつては駐車場だった場所を、市民がお金を出し合って現在の広場に作り変えたんだそうです。
日本だとこの逆(別の用途の場所が駐車場になった)はよく聞く話ですが、
一度駐車場になったところを広場にしようっていうアイディアと行動力がすごいなと思います。
週末はステージや出店が並んだイベントが開催され、平日もフードトラックやベンチがあるので、いつも市民や観光客で賑わっていました。まさに市民の憩いの場ですね。
本屋に行ったり、ブリュワリーに行ったり
到着した日はホテルへチェックイン後、歩いて有名な本屋に行ってみました。
こちらはPowell’s Books(パウエルズ・ブックス)。
増改築を繰り返したのか、中は迷路のようになっており、本屋さんなのに持ち歩きMapまで配布していました。
書棚には新品と古本が一緒に並べられており、普通の本屋さんというよりは図書館のような雰囲気です。
素敵な表紙の本を眺めてるだけでもあっという間に時間が経ちます。
近くに住んでたらしょっちゅう遊びに来ただろうな〜。ポートランド市民うらやましい!
本屋を楽しんだ後はDeschutes Brewery Portland Public House(デシューツ・ブリュワリー・ポートランド・パブリックハウス)へ。
テイスティングセットで6種類おためし。
色々飲んでみたい場合や、どれを頼むか迷って決められない場合はおすすめです。
この中ではポーター(右手前)が一番好きでした。
着いた日から居心地のいい街
こんな調子で、特にこれといった名所に行ったり、アクティビティをしたわけでもないんですが、初日からすでに
ポートランド、なんかいいな。
と、かなりその魅力を感じることができました。
実際に行ってみると、
“暮らすように遊ぶ”って、ほんとうまいこと言うな〜
と思います。
公園や本屋に行ったり、コーヒーやビールを飲んだりという、何気ない生活の一部が何だかおしゃれでいい感じなんですよね。
かと言ってお高くとまっているわけではなく、穏やかで観光客でも温かく迎えてくれる雰囲気があります。
そんなポートランド旅のお話、まだ他にも色々あるので次回に続きます。
それではまた〜
burame