昨日、1年ぶりにコンタクトレンズを購入しに行ってきました。
今回も同じ先生のお世話になりました。
「あなたのこと覚えてるわよ〜!もう1年も経ったのね!」
と言うではありませんか。
日本人患者が珍しいのかもしれません。
今回の検査
予約せずに行きましたが相変わらずガラガラに空いていたので、すぐに検査をしてくれました。
日本にいた頃はコンタクトはネットで購入し、眼科に行くのは何かトラブルがあった時だけでしたが、アメリカでは検査を受けてからでないと購入できないので、今回もまずは検査です。
ひと通り検査を終えると、私はかなり近視が進んでいるので(強度近視)、
レーシックは考えてないの?
と聞かれました。
手術した何十年後にどうなるかわからないし、周りのレーシックをやった人の話を聞くとちょっと怖いなというのがあるので、今のところ考えてないと伝えました。
すると、
それならナイトレンズはどう?
日本やアジアでは結構人気があるって聞いたわよ
とのこと。
ナイトレンズ。
聞いたことがある気もするけど、どんなのか知らないと伝えました。
すると、
就寝時にレンズをつけて寝ると、起きてる間は裸眼で過ごせるようになるもの
と言うではありませんか!
そんなすごいものがあるとは・・・
ナイトレンズについて調べてみた
ナイトレンズ、正確にはOrthokeratology(オルソケラトロジー)というそうで、日本語でググっても色々な記事が出てきました。
だいたい先生から聞いていた通りで、寝ている間に装着することで角膜の形を矯正し、ピントが合うようにしてくれるレンズだそうです。
どんな人におすすめか
ナイトレンズを使用すると日中は裸眼で過ごせるので、運動部に入ってる子どもや、サーフィンなどのマリンスポーツをする方におすすめとのこと。
先生の話でも、アメリカでは子どもが結構使ってると言ってました。
確かに外の部活だと砂ぼこりで目がゴロゴロしたりもするし、海水が目に入るとコンタクトが取れやすくなったりもしますしね。
そして子どもは角膜がまだ柔らかいので、近視の進行を遅らせる効果もあるそうです。いいな〜
逆に大人の場合、子どもに比べると効果は出にくく、ナイトレンズの使用をやめると視力は元に戻ってしまうので、普通のコンタクトレンズと同様、ずっと使い続けていく必要があるようです。
ですがドライアイやアレルギー、疲れ目に悩んでいる人の場合、起きている間にコンタクトをつけている方がホコリも入りやすくまばたきも多いため、目への負担が大きいそうなんですよね。
その点ナイトレンズであれば、使用中は目を閉じているし、着用時間も普通のレンズに比べれば短いので、目への負担は軽いと言えそうです。
使い方
普通の使い捨てじゃないコンタクトと同じような使い方です。
単に着け外しのタイミングが朝夜で逆になるだけ。
ですが人によっては毎日つける必要はなく、週3の着用でいける人もいるとのこと。うらやま〜
これは角膜につけた形が徐々に元に戻って行くからだそうで、戻るスピードは人それぞれなのでこういう個人差があるんだとか。
費用
日本だと保険適用外で20万円弱だそうです。
そしてレンズの寿命は2年なので、継続して使うのは結構お金がかかります。
生涯トータルでレーシックの何倍も高くなっちゃいますよね・・・
一方、アメリカの場合は1500ドル前後が相場のようです。
私が行った眼科もそれくらいでした。日本で買うよりは多少お手頃です。
そしてアメリカの場合は目の保険を適用できるので、全額は補填できませんが、わが家が入ってる保険の場合、2年分で考えると自己負担は200ドル程度で済むので、いま使ってる1Dayの使い捨てコンタクトと比べてそれほど負担は変わりません。(そもそもこっちはコンタクトが高い)
年プラス100ドルで毎日裸眼で過ごせるのか・・・
日本に住んでたらちょっと高すぎるなという感じですが、米国だったら急に現実味を帯びてきました。
結局どうしたか
一晩考えて、結局は従来通り1Dayコンタクトを購入することにしました。
見送った理由
まず一番の理由として、面倒くさい。
今は使い終わったら捨てて終了なのに、ナイトレンズにした途端に使い捨て以前の時代に逆戻りです。
しかも朝の慌ただしい時にゴシゴシ洗わなきゃいけないなんて!
むりだわ〜
寝ぼけて洗面所で流しそうだし・・・
それにケア用品を切らさないように定期的に購入し続けたり、旅先に持っていかなければならないのも地味にストレスです。
1Dayにしたことでケア用品の心配をしなくてよくなったのも大きなメリットだったので、また元の生活に戻るのには抵抗があります。
次にこれも同率一位なんですが、視力が安定しないのが不安。
夕方や夜になってくると徐々に角膜の形が元に戻ってくるので、見えづらくなることがあるようなんですよね。
都心で電車通勤している人や、自分で運転しない子どもだったらそれでもいいかもしれませんが、みんなビュンビュン飛ばして運転するアメリカで運転中に見えなくなったら・・・と思うと怖すぎます。
さらに説明を読む限り、”見えづらい”の程度も0か100ではなさそうなので、そうなると見えづらくなった時に備えるにしても、どこの視力に合わせたメガネを持っておけばいいのかわかりません。
強すぎてもクラクラするし、弱すぎても見えませんしね。
また、着用時間が6〜7時間程度は必要らしいのですが、寝つきが悪いので常にこの時間を確保できるかわからないというのもあります。
そして3つ目の理由としては、強度近視だと効果が出にくいという記事をちらほら見かけたからです。(コンタクトの度数で-6.00以下が強度近視)
そもそも日本では、強度近視は対象外としているところもありました。
ナイトレンズはアメリカが本場らしく、最近は強度近視にも対応しているものが出てきたという記事もあったので、先生はそれを勧めてくれたのかなとも思うのですが、まだ発展途上であることには違いないのかなと思います。
また、近視が進んでいると角膜をより強く変形させなければならないため、視界の端っこが歪んだりかすんだりしやすいという意見もありました。魚眼レンズみたいなイメージでしょうか・・・
まとめ
というわけで、今回は新たに知ったけど、結局採用はしなかった(笑)ナイトレンズのお話でした。
まあ実際に使ったわけではないので、使った人から言わせると「こんなに便利なのにもったいない!」とういこともあるかもしれません。
ですが今の私のライフスタイルからだと、得られるメリットよりもデメリットの方が大きいと感じたので今回は見送りました。
それにしても、改めて目を大切にしなきゃなと(今年も)思いました。
とりあえずいま家で使ってるメガネが重く鼻が痛くなってつらいので、もう少し軽めメガネに替えて、コンタクトを着けてる時間を短くしようかなと検討中です。
それではまた〜
burame