前回に引き続きコッツウォルズのお話です。
水辺の美しい村 Bourton on the Waterへ
2日目の朝、当初の予定では宿泊したマナーハウスの周辺を散策する予定でしたが、結構な本降りの雨だったので断念。
予定を繰り上げて、リトルベニスとも呼ばれる水辺の村Bourton on the Water(ボートン・オン・ザ・ウォーター)へ向かいました。
かわいい石造りの建物の脇には小川が流れ、そこには水鳥達がのんびり暮らしてるという牧歌的な村でした。
ところでこちらのお店、結構な雨降りにもかかわらず商品を屋外に展示するという強気のスタイルで営業中↓
これは・・・
あえての濡れても大丈夫アピール!?
ずっとこんな感じなんでしょうかね。
濡れて大丈夫であることと、濡れたものを買いたいかは話が別だと思うんですが・・・
最も有名な街 Bibury
お次は車で走ること30分、コッツウォルズで最も有名な村Bibury(バイブリー)を訪れました。
この村は前回のお話でも出てきた、イギリス人デザイナーのウィリアム・モリスが
イングランドで最も美しい村
と賞賛したということで有名です。
そのバイブリーの代名詞となっているのが、こちらのArlington Row(アーリントン・ロウ)。
三角屋根が連なった長屋のような建物です。
観光客はわりといましたが、それでもとても静かな場所で、ここだけゆっくり時間が流れているような雰囲気でした。
窓にはカーテンが掛かっており、人が生活している気配もあったんですが、素敵な村とはいえ、こんなに観光客にじろじろ見られる場所に住むってどうなんでしょうね。全然心が休まらない気が・・・
ところで、ここからほど近い場所に“私有地につき立入禁止”という看板をつけた家が何軒かあり、その看板には日本語と中国語と何語かが書かれていたんですが、その一番最初に書かれていたのが日本語だったというのが地味にショックでした。
現代の日本人でもそんなことするんでしょうか・・・まだ国際的なマナーが身についてない頃の過去の遺物だと信じたいです。
さて、アーリントン・ロウの近くにはマスの養殖場があり、その入口がおみやげやさんになっているんですが、やはりモリスの一声で有名になった村だけあり、モリスグッズが充実していました。
もやはマス関係ない・・・
さて、この日のランチはバイブリーの老舗ホテルThe Swan Hotel(スワン・ホテル)でいただきました。
その名のとおり、ホテルの前にはスワンの親子がいました。
ランチタイムは混雑することもあるそうだったので事前に予約して行ったのですが、シーズンオフのせいか空いており、予約なしでもいけそうでした。
こちらは名物のマスのグリル。おそらく先ほどの養殖場出身。
正直、大味であまり特徴がない感じでした・・・
バイブリーに来た記念に食べてみるのもいいかもしれませんが、かなり大きいのでシェアがおすすめです。
モリスの家 Kelmscott Manorにてまさかの悲劇
バイブリーを後にした我々は、車で走ること1時間、モリスが暮らしたというKelmscott Manor(ケルムスコット・マナー)へやって来ました。
が、なんとクローズ中・・・
ガイドブックだけ見てやって来たんですが、公式ホームページを見ると、2020年いっぱい改装中のためおやすみだそうです・・・
コッツウォルズに泊まった理由の半分はここに来ることだったのに(泣)
周辺のおみやげやさんだけでもあいてないかとウロウロしてみましたが、お店どころかひとっ子一人見かけませんでした。
強いて言うならヒツジ(ヤギ?)を見かけたくらい・・・
こんなことならさっきのマス養殖場のおみやげ屋さんもっとじっくり見ておけばよかったと後悔しました。
過去に見学された方のブログを読むと、この家ではモリスデザインの壁紙や生地を用いたお部屋が見れるそうで、それはそれは素敵だったそうな。見たかったな〜・・・
またリベンジしたい気もしますが、結構辺鄙なところなので、機会と元気があれば行ってみたいですね。
おわりに
こうして、ちょっとションボリした気持ちでコッツウォルズを後にし、ヒースロー空港に向かったわけなんですが、大雨の中ワイパーが壊れるというさらなる不運に見舞われながら、なんとかこのドライブを無事終えることができました(ほんと事故るかと思った・・・)
さて、次の目的地は
スコットランドのエジンバラ。
旅行が始まる前は最も期待値の低い街だったんですが、まさかそれが訪れた中で1、2位を争う思い出の街になるとは・・・
それではまた〜
burame