前回のお話の続きです。
大荒れのタワーを後にした我々は、その日のお宿であるマナーハウスへ向かいました。
マナーハウスとは?
日帰りでも行けるコッツウォルズにあえて宿泊することにした理由のひとつに、
マナーハウスに泊まってみたい!
というのがありました。
“マナー”とは”荘園”を意味し、中世の貴族が自分の荘園に建てた邸宅が“マナー・ハウス”です。
当時の貴族の邸宅ですからね、それはもう大きくて贅を尽くした建物なんですが、当時のままだとさすがに古すぎるので、中世の趣きを残しつつ、室内は改装して近代的なホテルにしているところが多いようです。
もしも中世に生まれてたとして、99%以上の確率でこんな所には足を踏み入れられない庶民だったはず。だけど現代に生まれたおかげで、多少のお金を払えば貴族の邸宅に泊まれるのであれば、それはぜひとも泊まってみたい!ということで貴族気分を味わうべく今回行ってまいりました。
Lower Slaughter Manor
今回我々が泊まったのはLower Slaughter Manor(ロウアー・スローター・マナー)。17世紀から1964年まで貴族の邸宅だったそうです。
その後ホテルとして運営されるようになり、2011年に改装して現在の姿へ。
それでは毎度おなじみ、ホテルツアーいってみたいと思います!
外観
雨が降ってて車の外に出られない上に、建物が大きすぎて全然写真に収まりませんでした・・・ただとにかく大きくて立派な建物です。
エントランス〜ホール
ヘリンボーンの床と黒い格子が素敵なエントランスです。ライティングが明るすぎないのもまたいいです。
そしてエントランス左手にはバー&ラウンジがあり、ピンクのスツールが意外でいい感じでした。
他にもビリーヤード台のあるお部屋もあったり。ゆったり贅沢です。
階段を上がると、途中の踊り場にグランドピアノ。
ここでかつては貴族の子ども達が演奏したりしたんでしょうかね〜・・・
ベッドルーム
このマナーハウスでは、ルームナンバーではなく部屋に名前がつけられており、私たちのお部屋はEMMA(エマ)でした。
中はこんな感じです。
おお〜、かわいい!
けど・・・
よく見ると壁紙がコワい!
貴族の暮らしを描いた絵が額縁に入ってるというめずらしい柄なんですが、夜中にうっかり目を覚ましたら、
中の人と目が合いそうなんですけど・・・(泣)
そして常にどこからともなく視線を感じるような(怖っ)
しかもこの壁紙が全面に貼られています。
一面だけなら遊び心があって面白い気がしますが、さすがに全部に貼るのはやり過ぎですね・・・
まあ壁紙はともかく、家具のテイストやカーテンのスタイルはイギリスらしくて素敵でした。
窓からの眺めはこんな感じ↓
雨が降っていてお庭を散策できなかったのは残念でしたが、紅葉がとてもきれいでした。
バスルーム
一方バスルームは至ってシンプル。
ちなみにここにもタオルウォーマーがありました。ヨーロッパのある程度のホテルだと標準装備なんですかね〜。部屋が暖かくなるし、洗濯物も乾かせるのでありがたかったです。
レストラン
建物内にはレストランもあります。
朝食のみここで頂いたんですが、期待以上においしかったです。
パンは焼きたてのサックサクで、フルーツやジュースはとってもフレッシュ!
朝から大満足でした。
後からガイドブックをみて見ると、このレストランは数々の賞を獲った評判のレストランだそうで、それならディナーもここでよかったのかも・・・と思ったほどです。
おわりに
今回はコッツウォルズのマナーハウスに泊まってみたお話でした。
壁紙がコワいというサプライズもありましたが、何百年も前の貴族もこの廊下を歩いたんだろうな〜とか、このお庭の景色を見たんだろうな〜と思いを馳せると、普通のホテルよりも味わい深い滞在になりました。
ちなみにお部屋のデザインについては各部屋で異なっており、私たちが泊まったのは一番小さいタイプのお部屋でした。
もう少し落ち着いた感じがいいな〜という場合は少し広めのお部屋を選ぶか、リクエストしてみてもいいかもしれません。
それではまた〜
burame
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