ポートランドの旅、第4回は行ってよかった観光スポットについてです。
“暮らすように遊ぶ”という地球の歩き方の紹介から、
つまり観光名所が何もないってこと?!
という第一印象を持ってしまいましたが、実際はそんなことはありませんでした。
中でも特に良かったのが、ワシントンパーク内にある日本庭園。
ポートランドを訪れる方にはぜひおすすめしたいスポットです。
隈研吾デザインでリニューアル
この日本庭園自体は1967年に開園したものですが、2015年より拡張工事が行われ、2017年にリニューアルオープンしたそうです。
そのリニューアルを手がけたのが、新国立競技場のデザインでもおなじみの隈研吾氏。
エントランスから既に隈さんらしい格子デザインでテンションが上がります↓
受付後、門をくぐって庭園へ。ここがアメリカであることを忘れそうです。
坂を登って行くとカフェやビジターセンターが見えてきます。下から見上げた感じもかっこいい。
階段を登りきると視界がひらけ、広場を中心にいくつか建物があります。
上の写真の建物の中はこんな感じ↓
素敵すぎて息を飲みました・・・
この乗ったら折れそうな階段なんて最高じゃないですか?
もちろんお庭も素敵
入口では建築に圧倒されますが、そこから先は丁寧に手入れされた庭の美しさに魅了されます。
まさかアメリカで枯山水にお目にかかれるとは・・・
建物と植物が調和していて、どこを取ってもきれいなところばかりです。
池には立派な鯉がいっぱい↓
外国の方々にはめずらしいのか、このエリアが一番観光客でにぎわってました。
おわりに
今回はポートランドの日本庭園のお話でした。
私達が訪れた時、観光客はわりと多かったんですが、日本人は全然見かけませんでした。
日本人にももっと見てほしいなと思いつつ、こんなにも多くの外国の人々が、お金を払って(しかもアメリカで)日本庭園を見学しに来てくれているということが、日本人として誇らしくもあり嬉しかったです。
これからも多くの人に楽しんでもらい、長く続いていってほしいなと思います。
日本国内ですら庭師さんってこれから確保が難しくなっていくと思うんですが、ましてや海外ともなるとその何倍も大変そうですよね。
きちんと日本庭園をわかっている人がお世話をできなくなってしまうと、そのうち中華風のオブジェが混ざったりして、外国にありがちな”奇妙なアジア風庭園”になってしまうと思うんですよね・・・そうはならないでほしい、と願わずにはいられません。
それではまた〜
burame