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なぜビール用冷蔵庫は一般的ではないのか

なぜビール用冷蔵庫は日本では一般的ではないのか

昨年のブラックフライデーでほしいものリストに挙げたビール用冷蔵庫

購入して2ヶ月が経ち、今ではすっかりわが家の大事な戦力です。

そこで今回はこの冷蔵庫のお話です。

 

hOmeLabs Beverage Refrigerator and Cooler / amazon.com

 

一般的にはBeverage Refrigerator/Cooler

商品名としてはBeverage Refrigerator/Cooler(飲み物用冷蔵庫、以下ベバレッジクーラー)が一般的です。

あくまで飲み物用なので、わが家のようにビール用にしている人もいれば、

普通に水やジュース、ワインやスポーツドリンクを入れて使用している人も多いです。

日本には存在しないジャンル!?

日本にも同じような商品ってあるのかなと思い、アマゾンと楽天で

冷蔵庫 飲み物

と検索してみてみたのですが、それらしきものが全然見当たりません。

出てくるのはホテルあるような小型冷蔵庫ばかりです

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確かに飲み物をちょっとだけ入れておくのには丁度いいサイズだけども・・・

これは飲み物用というよりは、単に小さくて飲み物くらいしか入らないっていう意味でしょう。

そうではなくてもっと飲み物の保管に特化したやつって無いのかなーと思って見ていると、酒屋さんにあるような業務用の大きいタイプが楽天にいくつか出ているだけでした。

 

一方、アメリカのアマゾンで

refrigerator beverage (冷蔵庫 飲み物)

で検索すると、下記のような結果になります

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うちの冷蔵庫と同じようなものがたくさん出てきました。

次に同じくアメリカのアマゾンで

refrigerator mini (冷蔵庫 ミニ)

で検索すると、ようやく日本の検索結果と同じようなものが出てきます↓

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それでも日本のものに比べると全体的に大きいですが。

 

この日米での検索結果の比較から、

日本には一般家庭用のセカンド冷蔵庫として、

ちょっとしたものを入れておく用の小型冷蔵庫はあるけれど、

飲み物専用のベバレッジクーラーというジャンルは無い

という現状がうかがえます。

ベバレッジクーラーのスペック

そんな日本にはあまり馴染みのないベバレッジクーラーとは一体どんなものなのか、

わが家のものを例に見ていきたいと思います。

サイズ

幅:18.9インチ(480mm)

奥行:17.3インチ(440mm)

高さ:33.3インチ(846mm)

家庭用のものとしては一般的なサイズです。

メーカーによってサイズは異なりますが、高さは約33インチのものが多いです。

これはキッチンのカウンター下にビルドインできるようにするためのようです。

そして写真で見るとちょっと大きそうにも見えますが、

実は日本で売れてる小型冷蔵庫と幅と奥行はそれほど変わりません。

価格

同じようなサイズのものだと$250前後が相場のようです。(2019年当時)

意外とお手頃だと思ったんですがどうでしょうか。

ちなみに日本のホテルサイズの小型冷蔵庫は1〜2万くらい。

高さも容量も全然違うので、比べるのも微妙ですが・・・

容量

ビール小瓶48本 + 缶10本入ります。

缶のみだと120本入るそうです。(メーカー調べ)

一方、日本のホテルサイズの小型冷蔵庫(サンルック社)の場合、

500mmペットボトルのみで12本、缶のみで30本入るそうです。

購入者の用途

アマゾンのレビューから購入者の用途を見てみました。

使用場所はリビング、個室、オフィス、教室など様々です。

他にもBBQプレイスやガレージにまで置いてる人がいるというのは、いかにもアメリカですね。

確かに自宅の屋外で食べたり作業している時に、わざわざキッチンまで飲み物を取りにいくのは面倒ですよね。

買ってよかった6つのメリット

それではどんなものかを紹介したところで、

ベバレッジクーラーを買ってよかった点を挙げたいと思います。

1)大量に冷やせる

スペックに書いた通り大量に冷やせるので、

まとめ買いしたビールの置き場がない!とか、

買い置きあるけど冷やしてなかった!

ということがなくなりました。

あるのに冷えてないって本当に悲劇なので、これが避けられるのはありがたいです。

2)普通の冷蔵庫を広く使える

ビールが普通の冷蔵庫から出て行ってくれたことにより、

食品や調理中のボールなどを入れたい時にスペースがない!と困ることがなくなりました。

3)温度設定を飲み物に合わせられる

普通の冷蔵庫は温度を食品に合わせているので、

一緒に入れているとビールが冷えすぎて味がわかりにくくなってしまいます。

一方ベバレッジクーラーは温度を1度単位で設定できますし、

入れてるのはほぼビールなので、ビールに合わせて温度設定をできます。

4)扉を開かずに飲み物を選べる

今日はどれにしようかな〜?

と毎回選ぶわけですが、ずっと扉を開いていると冷気が逃げてしまうので、

開かずに中が見えるガラス扉

は大きなメリットです。

5)飲む場所に近い

メインの冷蔵庫も数メートル先なので大して距離は変わらないんですが、

リビングから近いところにあるのはやはり嬉しいです。

リビングで座ったまま選び、飲むときも数歩圏内だとより美味しく感じられます。

(こたつの周りに必要なものが全部ある的な・・・)

6)パン生地の低温発酵にも

これはおまけですが、

旦那Kの趣味のパン作りにおいて低温発酵をしたい時にちょうどいい温度なようです。

どうして日本にはないのか?

ここからは余談ですが、こんなに便利でそれほど高いわけでも場所を取るわけどないのに、ワインセラーに比べて日本では全然一般的ではないベバレッジクーラー。

どうしてかなーとその理由を考えてみました。

理由1)まとめ買い文化の違い

アメリカの場合、スーパーや酒屋では箱売りが一般的で種類も充実しているので、

まとめ買いする機会が多いです。

そのため大量の飲み物を一気に入れられる冷蔵庫の需要が日本よりあるのだと思います。

 

一方、日本ではコンビニがたくさんあるので、飲みたいものをその都度何本か買うのであれば、普通の冷蔵庫だけで十分という方が多いのではないでしょうか。

それに東京などの都市部では車を持ってない人も多いので、

そうなるとまとめて買ってくるのは難しいですよね。

理由2)ビールの種類数の違い

アメリカやヨーロッパではクラフトビールの種類がかなり充実しており、

日本で一般的なラガー以外にも、ペールエール・ウィート・スタウト・IPAなど様々なビールがシーンや気分によって楽しまれています。

そのためビールを何種類か置いておこうと思うと基本箱買いなので、

それだけで普通の冷蔵庫では足りなくなり、ベバレッジクーラーがほしくなります。

 

一方、日本でもビールをケース買いする家庭は多いと思いますが、

おそらく大半の方はアサヒやキリンなど、定番の銘柄一種類の買い置きなのではないでしょうか。

それなら同じビールなので、普通の冷蔵庫に数本ずつ補充していけば事足りてしまうので、

別の冷蔵庫が必要になるまでには至らない場合が多いのではないかと思います。

理由3)ビールは長期保存に向かない

長期保存するビールもたまにありますが、早めに飲んだ方がいいものが一般的です。

そしてワインに比べてビールの単価は安いです。

そうなると、ワインのように長期的にコレクションするものでもないので、

わざわざ専用の冷蔵庫を買おうという気になる人が少ないのかもしれません。

理由4)キッチンとリビングが近い

単純にアメリカは家が大きいので、飲み物用にもう一台ほしいなというシチュエーションが日本よりも多いです。

逆に日本の場合、キッチンとリビングは隣接している場合が多いので普通の冷蔵庫に取りに行けばいいですし、

キッチンから離れている部屋は個室であることが多いので、

そうなるとコンパクトな小型冷蔵庫の方が使い勝手がいいのかなと思います。

 

以上のような様々な理由から、日本では一般家庭向けのベバレッジクーラーが全然広まらなかったのではないかな〜と思っています。

あくまで私ブラメの勝手な予想なので悪しからず。

まとめ

長くなりましたが、今回はベバレッジクーラーのお話でした。

比較的身近な関係にある日米と言えど、文化の違いによって馴染むもの・馴染まないものがあるものなんだなと感じました。

ですが日本でのクラフトビールブームがまだまだ続くようであれば、この状況もまた変わってくるのかもしれませんね。

 

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それではまた〜

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