今回ロンドンを観光した中で一番見ごたえがあったのは、Tower of London(ロンドン塔)でした。
旅行の計画にも入れておらず、”時間があれば行こう”くらいのノリだったんですが、行ってみてほんとうによかったので、簡単な思い出話でも残しておこうと思います。
私たちが到着した時は雨が激しく降っていて、さらに風も強いわ寒いわでかなりHPを削られた状態でのスタートでした。写真にもどんよりした雰囲気が漂ってます。
ホワイト・タワー
行く前はロンドン塔という塔が1つあるのかな〜くらいに思ってたんですが、敷地はわりと広く、その中にいくつもの中世の建物が現存していました。
こちらは11世紀にウィリアム1世が築いたホワイト・タワー。
ウィリアム1世と言えば、現在のイギリス王室のルーツですね(最近歴史をおさらいしてるので、なんだかテンション上がります)
建物には戦いに備えるための要塞らしい部分と、権力を誇示するための宮殿らしい部分があり、この城がどちらの役割も果たした歴史が見てとれてなかなか面白かったです。(もちろんオーディオガイドのおかげです・・・)
中には中世の武具が数多く展示されており、そこを抜けるとチャペルになっていました。
ライティングがすてきでコーラスの歌声も響き渡り、とても幻想的でした。
ジュエル・ハウス
こちらには王室ゆかりの宝飾品が展示されており、戴冠式に使用されるクラウンなども見ることができます。
クラウンは式典等で女王が使っている時は見ることができないらしいんですが、そんな貴重なものを普段は一般公開してるとは!なんてオープンなんでしょう。
血塗られた歴史の舞台
ロンドン塔というと、幽閉場所や処刑場といった血塗られた歴史の舞台というイメージがあります。
色々と見た中でも、宗教上の理由から何年も閉じ込められていた人々が壁にたくさんの文字を彫った部屋がなかなかヘビーでした。
いつ処刑されるかわからない恐怖に怯えながら、こんな狭くて寂しいところに何年も閉じ込められていたなんて・・・そんな非人道的な状況をつくりながら、それでもなお存続し続ける宗教って一体誰のための何なんだろう、とやるせない気持ちになりました。
そしてここの広場で民衆の前で処刑された人々というのは身分の高い人々だったそうで、今も昔も権力者が地に落ちるというのは、不満を溜め込んだ民衆にとってはエンターテイメントの一種だったんだろうなと思います。
おわりに
ビショ濡れで凍えながら到着した時は、こんな日に来なきゃよかった・・・と後悔しましたが、そんなコンディションだったからこそ、閉じ込められていた人々のつらさや鬱々とした気持ちがより伝わってきた気がします。
そういう意味では、悪天候の日というのはロンドン塔の見学に向いているのかもしれません。
まあ風邪をひいても全然おかしくない状況だったので、本当に悪天候の日に行かれる方は自己責任でおねがいします・・・
あ、ロンドン塔を出たところにあったタワーブリッジ、きれいでした!
それではまた〜
burame
続きはこちら↓
www.calikura.com前回のお話はこちら↓