10月の下旬、ロンドンを後にした我々が向かった先は、ヒースローから車で2時間ほど走ったところにある、Cotswolds(コッツウォルズ)でした。
コッツウォルズってどんなとこ?
まず始めに、コッツウォルズについて簡単にご紹介を。
この”コッツウォルズ”という地名には“羊の丘”という意味があるそうで、その名の通りこの地域には緑色の丘陵が広がり、羊がたくさん飼育されています。
↑この写真はオブジェですが・・・こんなイメージです。
そしてこの地域には昔ながらの石造りの家々が現存しており、イギリスの原風景を見ることができるということで、とても人気の観光スポットになっています。
レンタカーでドライブ旅行
当初は日帰りツアーで行こうかなと思ったんですが、ツアーには入ってないけど行きたい場所があったり、マナーハウスにも泊まってみたかったりで、結局レンタカーを借りて1泊2日で自由に見てまわることにしました。
車を借りたのはヒースロー空港のHertz(ハーツ)レンタカー。
空港内のハーツ受付まで行くのに結構歩くという記事を読んだので、Uberも安かったしホテルから直接ハーツの事務所に向かいました。
ちなみにハーツを選んだ理由としては、なんと
国際免許証が不要だったから!
(詳しくはこちら)
国際免許を取るためだけに日本に帰るわけにもいかないし、かと言ってアメリカのDMVは絶対に対応遅いしどうしよう・・・と困っていたのでとても助かりました。
行くまでは本当にこんなので大丈夫なの?と半信半疑でしたが、問題ありませんでした。
そして手続きを終え、車のところに行ってびっくり↓
べ、ベンツ!
レンタカーでベンツとは驚きました。普通プランでベンツか〜
まだ新しげな車体で、大きなモニターとしっとりとした革張りのシート・・・
なんだかリッチな気分でのスタートでした。
イギリスで初めてのドライブ
こうしてコッツウォルズへ向けて出発したわけですが、久しぶりの右ハンドル、そしてやたら遭遇するラウンドアバウト(信号のない回るタイプの交差点)に若干戸惑いながらのスタートとなりました。
アメリカにもラウンドアバウトはありますが、私の住んでるエリアにはあまりないので過去の遺物かと思いきや、ロンドンーコッツウォルズ間では何度も遭遇しました。
イギリス人は大好きなんですかね・・・
なにはともあれ、最初こそ戸惑いはしたものの、ほとんど高速道路と田舎道だったので、それほど難易度は高くないドライブでした。
最初の街 Burford
コッツウォルズにはいくつかの有名な街や村が点在しているんですが、最初に訪れたのはBurford(バーフォード)という街でした。
ついにコッツウォルズ名物・はちみつ色の石造りの街並みを見れておお〜!とテンションが上がりました。
ハロウィン前だったので飾りつけしているお店もあってかわいかったです。
が、これといって特に見るところがなく、ぶらっと歩いて早々に退散。
唯一印象に残ったのが中世からある教会で、天気の悪さも相まってホラー映画の序盤のような趣きでした。
ですが中では週末のパーティーに向けて準備中で、意外とアットホームな雰囲気。
ライブなどのイベントも頻繁に行っているようで、現在でも街のコミュニティの中心にあるんだなと思うとほっこりしました。
一番にぎやか Stow on the Wold
前のバーフォードが早く終わってしまったので、急遽Stow on the Wold(ストウ・オン・ザ・ウォルド)に行ってみることにしました。
ガイドブックを見た時に惹かれなかったので目的地から外していたんですが、
行ってよかった!
タイトルにもある通り、訪れた日は雨降りのどんよりとしたお天気で、さらにシーズンオフのせいか閉まっている店も多く、そこに中世の古い建物の街並みって、かわいいと言うより、若干不気味さもあったんですよね・・・
なので空いてる街よりも多少観光客の多い街の方が気分が上がりました。
このストウの街には、飲食店以外にもすてきな服屋や雑貨屋が並んでいるので、街をブラブラ歩くのも楽しめると思います。
ちなみにランチもここでとりました。
HUFFKINSというカフェレストランです。
かわいいオリジナルバッグもたくさんあったので、おみやげをゲットするにもよさげです。
強風吹き荒れる Broadway Tower
この日最後に向かったのは、コッツウォルズが一望できるという、Broadway Tower(ブロードウェイ・タワー)でした。
行ってみると、丘の上にポツンとタワー↓
地の果てに来てしまったような、なんとも寂しい場所です・・・
この時、雨は降ってないものの台風レベルの強風が吹き荒れており、観光客はほとんどいませんでした。
タワーの屋上に出ることができたんですが、あまりの風の強さに恐怖を感じ、出るのをためらうほど。ですが意を決して出てみたところ、遠くまでコッツウォルズの丘が見渡せて気持ちよかったです。
また景色以外にも素敵なオプションが。
なんとタワーの2階がウィリアム・モリスのミニ博物館になっていたのです!
モリスは19世紀のイギリス人デザイナーで、コッツウォルズにも住んでいたゆかりの人。
室内にはモリスデザインの壁紙やカーテンがぐるりと張り巡らされ、生地のブックも展示されています。
モリスのデザインは日本の家屋にも意外と似合いますが、やはり彼自身がイメージした空間というのは、こういう窓や建具ありきなんだろうな〜と感じました。
思いがけずいいものが見れてよかったです。
おわりに
こんな感じでコッツウォルズ初日のドライブを終えました。
イギリスの古くてかわいい街並みを見に行ったはずが、悪天候のせいで古くて若干不気味な街並み(失礼)になってしまったのはなんとも残念でしたが、最後のタワーあたりになるともう笑えるくらいの強風で、おかげで吹っ切れてなんだか面白くなってしまった旅でした。
それではまた〜
burame
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前回までのロンドンのお話はこちら↓