引越し

【アメリカで引越し】物の処分はどうやった?

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先日から引越しシリーズが続いてますが、今回は物の処分をどうやったか編です。

引越しの費用を抑えるためにも新生活をすっきりとスタートするにも、物の処分というのは避けては通れませんよね。

今回の引越しでは様々なサービスを利用したので、それぞれについて思ったことなど書いていこうと思います。

寄付をする

以前別の記事でも書きましたが、アメリカでは日本よりも寄付をするという選択肢が身近にあります。

アメリカ生活で知った寄付のメリット9月の引越しに向けて物を整理しています。 国内の引越しなのでそれほど大掛かりな処分はしてないんですが、いらないものを寄付したり売ったり捨...

まだきれいな服やバッグは街角のドネーションBOX

洋書や英語のDVD類は近所の図書館

日本語の本やDVDはイーストベイで開かれる古本市

それぞれ持っていきました。

ものによってはフリマサイトに出せば値段がついたかもしれませんが、

量が多いのでひとつひとつ値付けして、購入者としてやり取りをして・・・と考えると面倒なので、手間に見合わない値段にしかならなそうなもので、状態のいいものは寄付しました。寄付のいいところはドサっと持っていって終了できるところですね。

ちなみにイーストベイの古本市は日本人ボランティアグループが主催しているもので、日系スーパーの前で月一で開かれています。

気になる方はこちら

日系のフリマサイトで売る

次に、売って処分する際には2つのサービスを利用したのですが、

そのうちの1つは在米日本人におなじみのフリマサイトSale-N-Buyです。

説明と写真を載せて、購入希望の通知が来たら引渡し方法を連絡するというシンプルなサイトで、メルカリのように手数料を取られないのがいいですね。

また、商品情報には出品者のおおまかな居住エリアが表示され、買いたい人も検索エリアを絞れるので、説明欄に“自宅に取りに来てもらえる方におゆずりします”とひと言書いておけば、車で来れる範囲の方からのみ申し込みが来て、面倒な梱包も不要ですし、郵便局に持っていく手間もかかりません

そしてなにより、

日本語でOK!(説明やメッセージがめっちゃ楽)

利用者もほぼ日本人なので安心(日本の常識が通じる)

というのが最大のメリットです。

ただでさえ引越し前でやること色々あって忙しいのに、いちいち英文考えたり英語でやりとりするの本当に面倒じゃないですか。

そして日本人だったら”言わずもがな”な常識が外国人には通じないので、

どこまで説明しておけばいいんだろう?とか

後々変なクレームにならないようにどこを気をつけておけばいいんだろ?とか

そういう心配をあまりしなくていいのも楽でした。

ただこのサイトを使うデメリットもまた、利用者がほぼ日本人だからこそなんですよね・・・

というのも、そもそもアメリカにいる日本人というのは少数なので、Facebookのマーケットプレイスというフリマサービスに比べると、圧倒的に利用者が少ないです。

そのためマーケットプレイスなら即日売れたものが、このサイトでは全く反応がなかったということもありました。

小物類はこのサイトでも需要があればわりとすぐに反応があるんですが、家具はむずかしかったです。

駐在や留学などの期間限定で住んでる方が多いと思うので、そうなると家具のような大きいものはちょっと手が出しづらいのかなと思います。

あとは日本人の国民性として、新品じゃないとイヤというのが外国の方に比べて強いような気もします(自分も含めてw)

Facebookのマーケットプレイスで売る

できれば避けて通りたかった・・・マーケットプレイス。

ですが大きなシェルフやクイーンサイズのベッド、自転車など、Sale-N-Buyでは売れなかったのもをなんとかするにはやるしかない!ということで使ってみました。

使用する前は使い方もわからないし、説明やメッセージも英語になるのが億劫でしたし、どんな人がやってくるのかわからない怖さもありました。

が、使ってみると簡単ですごい便利!

利用者が多いので購入希望もあっという間にかなりの数が来ました。

自転車にいたっては1時間で100件は超えましたし、他もすぐに数十件の問い合わせになりました。

そんな調子なので、やたら質問の多い人や値切ってくる人などはスルーして、こちらの条件に合う人の中から選べばいいというのも楽でした。

また、どんな人が来るのかわからなくて怖かった点についても、FB上で事前に人となりを見ることができるので思ったよりも安心でした。

マーケットプレイスも手数料はかかりませんし、支払いをFBメッセンジャーでできるのも便利でしたね。私と購入者で利用している個人間送金サービスが違ったことがあったんですが、メッセンジャーなら共通のプラットフォームだったのでスムーズに決済ができてよかったです。

アメリカで生きる移民のたくましさを感じた

ここからは余談ですが、マーケットプレイスで物を売った際、日本だったら考えられないようなことが何度かありました。

まずシェルフを売った時なんですが、そのシェルフが結構大きかったので説明文にはサイズも写真も載せて、さらに完成品でのお渡しなので載せられるサイズの車で来て下さいという旨も書いていました。

そんなポストに対して「明日の朝ピックアップ行けるよ!」というメッセージが来たので、すぐ来てくれるなら助かるということでOKしました。

念の為、十分なサイズの車で来れるんだよね?と確認したらYESって言ってたのに、

実際にやってきたのは普通の乗用車

・・・絶対無理だから。

駐車場まで運ぶのも大変だったのでがっくりしながら、

どう見ても車に乗らないし、あきらめるんだろうな〜また部屋に持って上がらなきゃ…

と思っていたら、なんとその購入者の彼がその場でシェルフを解体し始めました。

ぎょっとしながらも持って帰ってくれるならこっちとしては助かるので、Kと私も手伝いすべてのパーツを解体。バラバラになったシェルフは無事に運ばれていきました。(説明書もなく、再びきちんと組み立てることができたのかは定かではありませんが)

それにしても車に乗るかも確認せず購入を決めてしまう出たとこ勝負!って感じがすごいな〜と驚きました。

ちなみにその彼は購入を承認して1時間後にはやってきたので(しかも平日)、そのスピード感にもびっくりでした。

そんなシェルフの彼に驚いたのも束の間、今度はベッドフレームの引渡しでも同じようなことが起きました。

前回のことがあったので、車のサイズ大丈夫?とやはり事前に確認したにもかかわらず、今度の人も普通車で登場!

なんなのこの普通車への信頼感?!

フレームはばらしていたので、積み方を工夫してギリギリすべて積み込むことができました。クイーンベッドのフレームも本気出せば普通車に全部乗るんだ、というのは新たな発見でしたね。(いらない知識…)

このベッドを買ってくれたのはフィリピン系の留学生っぽい女の子で、

シェルフの時の彼はメキシコ系の移民っぽい感じだったんですが、

どちらも即断即決・とりあえずやってみるという精神が素晴らしく、たくましいなと思いました。

無鉄砲さにあっけにとられつつも自分の日常を振り返ると、逆に私の方こそやってみる前にあれこれ考えすぎなのかもしれないと考えさせられた出来事でした。

おわりに

そんなこんなでなんとか処分したかった物は片付けて引越しの日を迎えることができました。

ベッドについてはマットレスが少し黄ばんでいたので、こんなの買ってくれる人いないよな〜と思いつつ、業者に引き取りを依頼すると結構な費用がかかるようだったのでダメ元でマーケットプレイスに出品してみました。

結果フレームのみ購入希望だった方にマットレス込みよりも高い額で購入してもらい、マットレスのみ希望だった方には無料でおゆずりして、お金をかけずに不要になったベッドを処分できました。

不用品の回収を業者にお願いしようかな〜と考えている方はダメ元で一度フリマサービスへの出品を検討してみるといいかもしれません。

それではまた〜