不定期連載中、本日のビール第２回です。
今日は前回の宣言どおり、アメリカのビールをご紹介します。
アメリカといえばIPA
アメリカの酒屋やスーパーのビールコーナーで本当によく見かけるのがIPAという文字。
IPAとはIndian Pale Ale（インディア・ペール・エール）の略です。
19世紀イギリスからインドへの輸出用ビールとして
長期間の船便でも腐らないように大量の麦芽とホップを使用することで、
アルコール度数と防腐効果を高めて作られたビールです。
なので元々はアメリカ生まれのビールではないのですが、
ホップの配分や組み合わせによって個性的なビールをつくれるというのがアメリカの醸造家を熱くさせたようで、
多くのブリュワリーで作られるようになった結果、アメリカのビールといえばIPA！というくらい数多くのIPAが生まれたそうです。
超かんたんなIPAの特徴
上記のような背景から、IPAには以下の特徴があります。
・アルコール度数：高め（7%前後が多い）
・香り：強めで華やか
・味：苦めで濃い
なんだかストロングな印象ですね。
IPA 3種飲みくらべてみた
それでは本日は、飲んでおいしかったアメリカのIPA３種ご紹介します。
バラストポイント｜スカルピンIPA
Ballast Point（バラストポイント）はサンディエゴのブリュワリーです。
今年の夏、サンディエゴ旅行の際に有名なご当地ビールということで知りました。
ここが作ってるビールの種類はものすごくたくさんあるんですが、
このSculpin IPA（スカルピンIPA）がバラストの中で一番メジャーなビールです。
私の感想はこんな感じ
香り：柑橘系の香り
味：少し苦め
ブラメ評価：★★★★★（５点満点中）
ほんのり苦味がありますが、オレンジっぽい柑橘系の香りがして後味はさわやかです。
多少ヌルくなってもおいしいのも魅力。
ドレークス｜ベスト・コーストIPA
適当に買ってみたらおいしかった、Drake’s（ドレークス）のBest Coast IPA。
サンフランシスコのイーストベイで作られているビールです。
香り：何かの柑橘系
味：少し甘くて苦い
ブラメ評価：★★★★☆
あんまり苦くなくて、少しまったりしています。
IPAのビリっと苦い感じが苦手な人でも飲みやすいやさしいIPAって感じです。
これも柑橘系の香りですが、バラストとはまた違った香りがします。
ストーン｜Stone IPA 各種
Stone（ストーン）もバラストと並ぶサンディエゴのブリュワリーです。
市販のIPAだけでもこんなに種類があります。
正直、ありすぎてどれがどれだったかわからない・・・。
ですが共通して、
香り：すごくよく香る。柑橘系
味：苦い
ブラメ評価：★★★★☆
という印象です。
他の紹介したビールはくんくんと匂って、オレンジっぽいかな？と考える感じですが、
ストーンのIPAは「くんっ」とひとかぎで鼻に入ってきます。
味もシンプルに苦い。けどさわやか。
今日紹介した３種の中でもっともIPAらしいIPAではないでしょうか。
おわりに
というわけで今回はIPA3種を飲みくらべてみたというお話でした。
こんな飲みくらべをしておいてなんですが、
IPAはアルコール度数が高いので、1日１本で十分だと思います（笑）
それではまた。
burame
