Casa BRUTUSの2月号を読んでいたら、後ろの方に気になる記事を見つけました。
そこにあったのは、デザイナーのnendoこと佐藤オオキさんとKOKUYO(コクヨ)がコラボして新しく立ち上げたブランド「GLOO」の文房具たち。
nendoっぽいミニマムで、どこか可愛げのあるデザインが目を引きました。
このプロジェクトはコクヨの貼る機能を持った商品群を統一ブランド化するものだそうで、今回のラインナップはスティックのり、テープのり、瞬間接着剤、テープカッターの4点です。
調べてみるとこれらは見た目の良さだけでなく、その機能についてもよく考えられたものであり、それを実際に作ったコクヨの技術力の高さも感じるものでした。
特にいいなと思ったもの
4点の中で特にいいなと思ったのが、スティックのりとテープカッターです。
カドまで塗りやすいスティックのり
まずスティックのりについてですが、そもそも
どうして今までスティックのりって丸いのが当たり前だったんだろう?
と、これまで特に疑問も持たなかった自分に驚きました。
おそらく多くの人が、四角い紙の端っこにのりを塗る時、下にもう1枚紙をしかないとはみ出して机にのりが付くという煩わしさを感じたことがあるはずなのに・・・
のりが机の上から転がり落ちて「ちっ」と思ったこともあるはずなのに・・・
どうして四角ではなく丸がスタンダードになったんでしょうね。不思議です。
そしてこのスティックのりはただ四角くしただけではなく、機密性を高めるためにキャップ部分は円形のままとし、簡単に開け閉めしやすいことや、立て置きしやすいことにもこだわって作られています。
GLOO Glue Stick
片手で軽く切りやすいテープカッター
お次はこのテープカッター。
まず形がカタツムリっぽくてかわいいです。
ですがかわいいだけでなく、見えない部分にこだわりがつまっています。
通常テープカッターと言えば、事務所によくある重くて大きな邪魔なものか、軽くて小さいけど両手を使わないといけないものかの2択でした。
ところがこのテープカッター、本体を机に吸着固定することで、軽くてコンパクトながらも片手でテープが切れるという優れものです。
その吸着の仕方というのも、ただ下に吸盤を付けただけでは不十分なので、内部の空気を外に押し出して吸着させ、逆に取り外すときは持ち上げると空気が入ってすっと取れる仕組みになっているそうです。すごー!(動画の方がわかりやすい↓)
GLOO Tape Dispenser
パッケージにもこだわり
商品本体のデザインもさることながら、そのパッケージデザインにもこだわっています。
従来の自己主張の強いガチャガチャとしたデザインにはせず、文字も最小限にし、わかりやすくシンプルなものを目指したそうです。
また、商品にワンポイントで使われているカラーはシリーズで意味を統一しており、
グレー = スタンダード
水色(写真のブルーグリーンっぽいもの) = 貼ってはがせる
赤(写真の薄むらさきっぽいもの)= 強粘着
だそうです。(テープのりについてはちょっと違うみたいですが)
商品本体だけでなくそのパッケージデザインも含めて素敵なので、色違いで揃えたくなっちゃいますね。
おわりに
今回はneodoとコクヨのコラボから生まれた、「GLOO」の文房具についてのお話でした。
今のところ米国アマゾンでの取り扱いはないのですが、いずれこちらでも買えるようになるんじゃないかな〜と期待してしまいます。
そして今回のプロジェクトはGLOOの“第一弾”とのことなので、今後のラインナップも気になるところです。
それにしてもnendoさん、以前から好きなデザイナーでしたが、あらためて本当に素晴らしいデザインをする方だなと思いました。
日本の宝ですね。これからの活躍も楽しみです。
それではまた〜
burame
私がほしいと思ったものたち↓
1/16発売だそうです。