こんにちはブラメです!
【本日のビール】第5回、今回は黒ビールの2大巨頭
LONDON PORTER(ロンドン・ポーター)と
GUINNESS EXTRA STOUT(ギネス・エクストラ・スタウト)
を取り上げたいと思います。
飲みくらべの結果やいかに!?
産業革命の寵児|ロンドン・ポーター
まずはロンドン・ポーター(以下ポーター)の簡単なプロフィールからチェックしてみましょう。
ポーターは18世紀頃産業革命期のロンドンで生まれ、当時のイギリスで大流行しました。
ポーターの大きな特徴はこちら
(1)複数のビールを店でブレンドして作っていた味を、ブレンドの手間なく飲めるように作ったもの
(2)大規模施設で大量生産をすることで低価格を実現
(3)香ばしい香りと酸味が特徴的
まさに産業革命期の寵児という感じです。
学生の頃に産業革命の歴史を学んだ時は繊維工業などが出てきましたが、
ビールも同様な工業化の道を辿ったんですね。
ギネスブックでおなじみ|ギネス・エクストラ・スタウト
続いてはギネス・エクストラ・スタウト(以下スタウト)です。
ロンドンで大流行したポーターがお隣のアイルランドにもやって来ると、
ポーター以上のビールを作ろう!
ということで生まれたのがスタウトです。
元がポーターなのでスタウトはポーターによく似ています。
その特徴はこちら
(1)ポーターよりも原材料を多く使用し、味わいとアルコールの強いものにした
(2)産業革命以降の植民地政策とともに世界に広まった
結果としてポーターよりも大きな成功をおさめたギネスは世界的なビール会社になりました。
ビールに興味がない方でも、さまざまな世界一を載せたギネスブックは聞いたことがありますよね。
これはギネス社が創刊したのでギネスブックなのです。
ギネスってあのギネスだったのか!と驚きました
ポーターとスタウト|飲みくらべてみた
それでは予備知識も入れたところで、実際に飲みくらべてみましょう。
香りは?
ポーターとスタウトの香りをかぎくらべてみた感想はこんな感じです。
ポーター :強く香ばしい香り。時間が経っても香りに変化はあまりない
スタウト:ほんのりとした香ばしい香り。時間が経つと酸っぱい香りになった
泡立ちは?
泡立ちは写真で一目瞭然ですね。
ポーター(左側) :ほぼ泡は立たず(ヘタなだけかもしれませんが)
スタウト(右側):もこもこ泡です。クリーミーな泡もギネススタウトの売りです
色味は?
ビールの色味についても写真をよく見るとわかります。ポーターの方が少し薄いですね。
ポーター:エールビールの分類で言うとアンバー・エール(少し濃いエール)となります。黒くなるまで焙燥させた麦芽を原材料に使用するため、このような色になります。
スタウト:ダーク・エール(かなり濃いエール)に分類されます。これは色の薄いペールエールに、ポーターよりもさらに焦がした麦芽を加えることで色を濃くしています。
味わいは?
味わいの違いについてはこんな感じです
ポーター:開封直後はコーヒーっぽい味です。時間が経って少しぬるくなるとまろやかな酸味が増し、味わいが深くなります。
スタウト:開封直後の味はポーターよりもバランスがよく、計算されてる感じの味がします。ですがぬるくなると酸っぱくなって、味全体も薄く感じました。
ポーターはぬるくなっても違った良さがありましたが、
スタウトは冷たい方が美味しいというのは発見でした。
ポーター&スタウトに合う|おつまみペアリング
ポーターやスタウトはこれまであまり飲んだことがなかったタイプのビールなので、
どんなおつまみが合うのか最初は想像もつきませんでした。
ですが旦那Kに薦められ、ためしに食べてみたドライフルーツとの相性が良くてびっくり!
こんな感じで色々なフルーツがミックスされてるのを合わせたらおいしかったです。
それからケーキやチョコレートなどのデザートとも相性抜群です。
コーヒーっぽいのでコーヒーに合うものはポーターやスタウトとも相性がいいんでしょうね。
おわりに
今回はポーターとスタウトの飲みくらべをしてみました。
ポーターとスタウトは似てはいますが、横に並べて交互に飲んでみるとやはり違った味わいがあります。
色味についてもどちらも同じ黒ビールかと思いきや、厳密には違うんだというのを実際に見てわかることができて良かったです。
ちょっと酔っ払いはしますがくらべて飲むのはなかなか面白いですので、興味のある方はぜひ試してみてください。
それではまた〜
burame
IPAも飲みくらべてみました