約2週間ぶりの本日のビール。
今回はベルギーのフルーツ・ランビックのご紹介です。
ずっと気になっていたビール
ビール本で紹介されているのを読み、ずっと気になっていたランビック。
本の中ではこのように紹介されています↓
ランビックとは、野生酵母を使って仕込むビールのことだ。
ビールは木の樽で、何年もかけて熟成させていく。
まるで梅酒のような、ビールとは思えない酸味と芳醇な味わいが特徴だ。
青井博幸著『ビールの教科書』より
野生酵母って何??
ビールを何年も熟成させるの?!
ビールとは思えない酸味と芳醇な味わいってどんなんよ〜〜!
と、この短い文章だけでグッと心を掴まれました。
ちなみに野生酵母というのはまさに文字通り、野生の酵母のことだそうで、
一般的なビール作りでは、空気中の雑菌が紛れ込むのを防ぎ、人工培養した特定の酵母しかいない環境を作って発酵させますが、
ランビックの場合、醸造所に長年住み着いてる酵母や菌が空気中を漂って麦汁に入ってくるのを待って発酵させるそうです。
きっちり衛生管理している環境下の方が安定した品質のビールは作りやすいはずですが、野生の酵母や菌が生み出すこの味わいを守るため、
醸造家たちはビールにとって理想的な菌類が入る環境づくりに気を配っているそうです。まさに職人技ですね。
フルーツ・ランビックとは
フルーツ・ランビックを簡単にご説明すると、上記のような作り方をしたランビックにフルーツを漬け込んで作ったもののことを言います。
フルーツの種類は下記のフランボワーズの他、チェリーやストロベリー、ピーチなど様々なものがあります。
本の説明に”何年もかけて熟成させていく”とありましたが、
まずランビック単体で1年以上かけて熟成させ、
さらにそこにフルーツを加えてからも数週間から数ヶ月漬け込んでいくそうです。
もうここまで来るとワインに近い感じですね。
リンデマンスのフランボワーズを飲んでみた
私の初ランビックは、Lindemans(リンデマンス)のFramboise(フランボワーズ)でした。
ラベルにもありますが、リンデマンスはベルギーで200年近くランビックを作り続けてきた老舗の醸造所です。
200年も愛され続けているビールだなんて、期待が高まります。
注いでみたのがこちら↓
ビールにしてはめずらしく上部にアルミが巻かれており、なんだかシャンメリーみたいでかわいいです。
見た目
注いでみると赤ワインのような濃い色で、泡までほんのりピンクだったのでびっくりしました。
華やかでパーティーやお祝い向きですね。
香り
ビールは飲む前の香り(アロマ)と、飲んだ後に鼻に抜ける香り(フレーバー)が異なることがあるのですが、
今回の場合、アロマもフレーバーもなんだか
ブルーベリーガムみたい!(ちーん)
こんな感想しか出なくてすみません・・・
私の鈍い嗅覚ではこれが一番近い感想でした。
だけどブルーベリーガム、おいしいですよね!?(必死)
あの甘酸っぱい香りと思っていただければよろしいかと思います。
味わい
香りのところでガムみたいなんて言ってしまったので、味もそれっぽくなりそうですが、
フランボワーズの程よい酸味が心地よく、少し甘めの味わいで、あまりのおいしさに唸りました。
これならお酒が好きじゃない方にも、おいしく飲んでもらえるんじゃないかなと思います。
アルコール度数も2.5%と低めです。
ペアリング
甘みのあるしっかりとした味わいなので、これだけでデザートになり得ると思います。
もちろん食前酒にもおすすめです。
あえて食べ物と合わせるのであれば、ベリー系のジャムが合うものならなんでも合うと思います。
たとえばチーズケーキとか、ヨーグルトとか、パンなんていいのではないでしょうか。
おわりに
今回はフルーツ・ランビックのご紹介でした。
久しぶりに感動するおいしさのビールに出会えたことをうれしく思います。
まだ飲んだことない方は一度おためしあれ♪ ビールが苦手な方もきっと好きになると思います。
当ブログではこの他にもさまざまな海外ビールについてご紹介しています。
興味のある方は「海外ビール」カテゴリーよりご覧ください♪
それではまた〜
burame