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【ホテルに学ぶ 】リッチで快適なベッドルームのカーテンスタイル

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こんにちはブラメです。

昨日の記事でホテルのお部屋を紹介したつながりで、今回はホテルのカーテンについてのお話です。

ラスベガス【パリス】ホテルのお部屋レポートラスベガスの【パリス】ホテルについて、お部屋のご紹介をしています。...

ホテルのカーテンは本気

私はホテルに宿泊する際、いつも最初にお部屋の写真を撮ります。

毎回写真を撮っていると、各ホテルがいかにカーテンに気を使っているかがわかります。

個人的には朝の光を感じられる薄さのカーテンの方が好きなんですが、人によってはほんのちょっとの光でも気になって眠れないという方もいますよね。

なので不特定多数が宿泊するホテルにおいては、

このホテルでは眠れない!

なんて悪評が立たないためにも、最も光に敏感な方に合わせてカーテンを設置することが求められます。 (明るい方がよければカーテン開ければいいですしね)

だからホテルはカーテンの光漏れ対策に本気です!

そしてそんな機能を求められる一方、ホテルのカーテンにはラグジュアリー感も求められます。

というわけで今回は、ベッドルームづくりのプロであるホテルから学んだ、

リッチで快適なベッドルームのカーテンスタイルをご紹介したいと思います。

ホテルから学ぶカーテンスタイル

(1)遮光裏地

スタイルというか、まず基本的なところで”カーテン生地に遮光性を持たせる”というのがあります。

一番手っ取り早いのは遮光カーテンを選ぶ事ですが、遮光のカーテンというのは遮光性が高ければ高いほど硬くビニールっぽい質感になりやすく、黒糸を使っているので発色を良くするのが難しかったりデザインのバリエーションが少なかったりします。

そのためラグジュアリー感やオリジナリティを出したいホテルにとって、既製の遮光生地をそのまま使用するというのはなかなか選びづらい選択肢だと思います。

では遮光性は保ちつつ、デザイン性も高いカーテンを吊りたかったらどうするかというと、表地に遮光裏地を縫い付けるというやり方があります。

例えば今回宿泊したパリスホテルのカーテン。表はこんな感じで華やかです↓

ですがカーテンの裏を見ると・・・↓

裏の生地はビニールっぽさのある遮光カーテンです。

このように生地を重ねることにより、デザイン性と遮光性を両立することができます。

このやり方は普通に一枚の生地でカーテンをつくるより布は倍必要になりますし、表裏の生地を縫い合わせる手間もかかりますので、普通に仕立てる場合の倍以上の費用がかかります。

ですがカーテン1つでお部屋の印象はガラリと変わりますから、

どうしてもこの生地がいいけど遮光性もほしい!

という場合におすすめのやり方です。

(2)カーテンボックス

カーテンボックスとはカーテンの吊り元を隠すもので、大きく分けて

・カーテンレールにカバーのように後付けするタイプ

・建築的に天井に掘り込みを作ったり、目隠しの板をつけたりするタイプ

の二つがありますが、ホテルの場合は後者のタイプがほとんどです。

この建築的なやり方にも色々とパターンがあります。

パターン1:天井の高さを一部変える

こちらは窓ぎわの天井を一部下げ、カーテンを吊る部分のみ高いままにしておくことでカーテンボックスを作っています。

天井裏に折り上げるスペースがあれば、カーテンボックス部分だけ直接くぼませて作りますが、そのスペースがない場合や、照明との兼ね合いでこのようにすることがあります。ここも天井を下げてできたスペースにダウンライトをつけてますね。

パターン2:モールディングや幕板でつくる

ここは壁と天井の間にぐるりと黒いモールディング(装飾)がまわしてあり、モールディングの高さを利用して、カーテンボックスにしています。

正面から見ると建具に馴染んでいてとても自然です。

天井高をいじらなくていいので、パターン1に比べるとコストを抑えてできそうです。

ヨーロピアンな内装の場合はモールディングでやることが多いですが、日本のシンプルなホテルだと、幕板を付けて白いクロス巻きで仕上げてたりします↓

いずれのパターンもカーテンボックスとしての効果は同じで、

・カーテンレール上からの光漏れ防止

・カーテンが天井から床まであることで天井を高く見せ、リッチ感を出せる

というのがあります。

まさに機能性とデザイン性を高める効果大です。

(3)光漏れ防止カーテンレール

少しわかりにくいですが、下の写真の左端、カーテンレールが壁側にカーブしているのがわかるでしょうか?

ここのホテルはカーテンを分割せずに片引きカーテンにすることで、カーテン間の隙間を無くし、さらにレール端を壁の方にカーブさせることで、カーテンと壁の隙間からの光漏れを防止しています。

他にも両開きカーテンの中央部が重なり合うようにつくられているレールなんかもありますね。

(4)壁一面に吊る

ふたたび(1)と同じホテルです。

この部屋の窓は中央の黒っぽい部分までで、そこから先は全て壁です。

通常カーテンをつける場合、カーテンを寄せた時にできる”カーテン溜まり”が窓にかからないよう、窓枠の内寸からプラス100mm程度カーテンレールの長さを取って取り付けるのが一般的です。

ですがこのホテルでは本来は不要な部屋の隅までカーテンを吊ることで、

・カーテン横からの光漏れ防止

・カーテンを寄せても柄が見えることで、華やかさとリッチ感アップ

・窓と空間を広く・すっきりと見せる

という効果を狙っていると思います。

このやり方も(1)の遮光裏地と同様に生地を沢山使うので費用はかかりますが、機能面でも見栄えの面でもかなり効果的です。

もし新築やリノベの際、窓から壁までの距離がそれほどないのであれば、ぜひともおすすめしたいやり方です。

(5)バランスを付ける

カーテンの上に掛かっている短い幕のことをバランスといいます。

バランスもカーテンの吊り元を隠すためのものですが、カーテンボックスと比べると装飾性が高く、ゴージャスさ抜群のスタイルです。

“バランス”と一言で言っても、そのかたちは様々。

すっきりと作ればモダンな感じにもできますし、ギャザーを寄せてトリムなどの飾りを沢山つければお城のような華やかでリッチな空間になります。

レールを覆っているので、遮光性を高める役割もありますよ。

まとめ

ホテルのカーテンスタイルいかがでしたでしょうか。

まだまだここでご紹介した以外のテクニックも色々とありそうですが、ひとまず思いつくものをご紹介してみました。

これらを真似しようと思うと工事が必要だったり、生地に結構な費用がかかったりとなかなか大変なのですが、もし新築の計画があるとか、リノベーションを考えてるというタイミングであれば、ぜひ参考にしてみてください。

あと年末年始休暇でホテルに泊まったりすることがあれば、カーテンに注目してみるとまたいつもとは違った楽しみ方ができるかもしれません。

それではまた

burame